国債発行は将来世代の負担にならないというのはウソ

国債発行は将来世代の負担ではない、と言っている人がいる。負担をするのも、償還金を受け取るのも将来世代だから、負担はないという考えらしい。

世代というかたまりで考えた場合、それは間違いではない。しかし、すべての国民が国債をもっているわけではない。

国民が国債をもっていれば、償還金を受け取れるが、国債をもっていなければ受け取ることはできない。つまり、国債をもっていない人は、負担をするだけになる。

多くの庶民は国債などもっていないから、多くの庶民は負担をするだけになる。国債という資産をもつことができる人は、負担をするが、受け取ることもできるので、実質、負担はない。

このように、国債のすべてを国民個人が保有していると仮定した場合、負担をするだけの人が大部分となる。世代というかたまりでみた場合は、プラスマイナスゼロだが、その中の国民をみてみると、ほとんどの国民がマイナスとなる。

実際は、日銀や民間の金融機関がほとんどの国債を保有している。ということは、償還時、負担は国民、償還金の受け取りは金融機関となる。

さきほどの話と同じで、時代というかたまりでみるとプラスマイナスゼロだが、その中の国民をみてみると、ほとんどの国民がマイナスとなる。

そういうわけで、国債発行は将来世代の負担にならないというのはウソ。負担になる。

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